1. HOME
  2. 貞山運河ネット通信
  3. 第25号

第25号

貞山運河ネット定時総会開催

本年度の総会は5月21日(火)仙台市のGC青葉通りプラザで行われました。
 資格審査ではご参加28名、委任状による参加者30名で総会が成立することが確認され審議に入りました。


 審議は昨年度の実践事項・会計報告と令和6年度の推進事項と予算で次のように可決されました。
貞山運河ネット通信、24号の理事・幹事会の記事で総会に上程される内容を掲載しましたので骨子のみお知らせします。


本年度実施事項は、
① 貞山運河 舟遊びの実施
カヤック等を利用して植生からも大事で自然豊かな井戸浦近辺で周遊を有料で行う計画です。


② 貞山運河 歴史セミナーの開催
本年度も継続して実施します。


③ みやぎの運河群(東名運河、北上運河)の空撮
熊谷会員による空撮、今年は松島湾以北で石巻市までつながる東名運河、北上運河の制作を行い岩沼市から石巻市までの「みやぎの運河群」49キロを一望に収めることとなります。


④ 六郷小学校での貞山運河授業開催
本年はひとつの学年を対象に貞山運河のスライドを使ってその解説を授業で行います。


⑤ みやぎの運河群を活用したイベント開催
登米市から名取市閖上まで北上川、旧北上川、北上運河、東名運河、松島湾、御舟入堀、新堀を舟で物産を運ぶイベントを行います。


⑥ 「みやぎの運河群」の冊子作製
貞山運河に東名運河、北上運河を加え「みやぎの運河群」全体の冊子制作をします。運河群全体の冊子は当会で作成するものが初めてとの声もあります。制作にあたっては協賛広告も募集します。


⑦ 若林区海浜エリア活性化企画室への協力
仙台市では仙台側への舟の周遊へ向けての第一歩が始まります。当会としては積極的に協力を行うこととします。


⑧ 貞山運河見学会の実施
運河の全容を聞きながら貞山運河全体をバスで巡っていただくツアーです。

本年度予算は311万円です。
 
役員人事は全員留任と議決されました。発足時から丸2年間当会を運営して来られた役員のご活躍をねぎらい、さらに2年間当会を牽引していただくことになります。ご活躍を祈念します。

↑熱心にご審議いただきました

 今年度は8項目のことを推進しますがこの基礎となるのは会員の増強です。会としての力を発揮するためにも、運営するためにもぜひ多くの方にお声がけいただき会員増強を図る必要があります。会員のみなさまにはぜひご協力をお願い致します。

宮城県議会で貞山運河が議論される

令和6年2月の宮城県議会で次のような議論がなされました。
質問に立ったのは松本由男議員、回答は県土木部長。

質 問(松本県議)~貞山運河再生・復興ビジョン」注の進捗について~
「貞山運河再生・復興ビジョンの取組の進捗状況と評価についてどうか。また、何をもって目的と目標を達成したことになるのか」。


回答(土木部長)
~短期・中期においては目標が順調に達成され、長期では運河群を介した活動が自発的、継続的に行われることを目指し取り組んでいる と回答~
「県では、平成25年に策定した「貞山運河・再生復興ビジョン」に基づき、4つの基本目標を掲げ、震災復興の完了までの短期・中期の取り組み、復興後を見据えた長期の取り組み方針に沿って、取り組みを展開してきた。
このうち、短期・中期においては、歴史や自然環境に配慮した復旧・復興工事を完了し、沿川市町の公園
や民間の賑わい施設などが立地するなど、目標が順調に達成されているものと考えている。
長期の取り組みとしては、運河群を介した活動が自発的・継続的に行われることを目指し、令和4年に会議を立ち上げ、情報交換を行いながら、各団体で連携した活動が始められている。
県としては、歴史的な土木遺産である「日本一長いみやぎの運河群」が次世代に継承されるよう、関係機
関と連携しながら鋭意取り組んでいく」。(県議会HPより)
質問:「貞山運河の新堀では、震災後大量の藻が発生しており、漁業者等から浚渫と併せた撤去を求める声があるが、取り組みの方向性について伺う」。

回答:(土木部長)「現在のところ、震災に伴うがれきは無いため、浚渫の必要性はないと認識するが、今後、新たな支障物が確認された場合には、適切に対応する。また、藻については、自然環境に配慮しつつ学識者等の見解を踏まえ対応する」。
質問:「貞山運河の新堀への人道橋の設置について、以前の定例会において関係自治体からの申し出に基づき検討する旨の答弁があったが、その後の状況はどうか伺う」。

回答:「令和2年の議会質問以降、仙台市からは、複数回相談があったが、建設費などの課題があるとしており、具体的な協議には至っていない。引き続き、仙台市の考え方を聞きながら適切に対応していく」(松本由男HPより)

このように県議会においても論議されている貞山運河。県民の財産としてこれからも真摯な議論がなされることを願っています。

注 貞山運河再生・復興ビジョン」宮城県土木部が平成25年5月に策定したもの。
ビジョンの趣旨
貞山運河再生・復興ビジョンは,歴史的な土木遺産である「貞山運河(木曳堀,新堀,御舟入),東名運河,北上運河」(以下,運河群という。)が縦断する仙台湾沿岸地域の復興において目標とする姿や,それを実現するための仕組みについて示し,様々な主体が共通理解の下に連携し,宮城県が復興のシンボルと誇れる運河群として,再構築を図ることを策定の趣旨としています。」(宮城県HP) より

法人会員目標 200社(現在34社)
個人会員目標 150名(現在56名)

発行 (一社)貞山運河ネット 事務局
仙台市青葉区一番町2-5-22 
GC青葉通りビル ㈱プランニングオフィス社内
HP:https://teizanunga.net/
MAIL:teizanunga@p-office.co.jp
 ☎ 022-262-2322
 FAX022-266-9418

入会お申込み

貞山運河のこれからのために共に考え行動していただけます。
貞山運河ネット主催のイベントに無料または割引で参加できます。
「月刊りらく」が毎月お手元に届きます。