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第30号

貞山運河 舟での視察開催

 9月28日(土)募集案内に応募された会員による視察が行われました。当日は曇り。水面に反射する光もなく視察にはもってこいのコンデションでした。名取市のかわまちてらす閖上の浮桟橋からプレジャーボートは静かに岸を離れました。名取川を下り太平洋を眼前にのぞみ舟は名取川との十字路とでもいうべきところから新堀に入ります。新堀に入るとすぐ右側に井戸浦、左側に石積みの船着き場が見えます。井戸浦は潟のように広がって水鳥も飛んでいます。舟は静かに進むと左側に海岸公園冒険広場が見えます。

  沿川には時折松の木もあり震災前には松並木であったことを想像させました。左側の松が印象的です。

(↑新堀を静かに進む)

さらに進むと右手に海岸公園センターハウスが見えました。船着き場もありますが舟はここでUターン

(↑右側に海岸公園センターハウスが見える)

(↑名取川から木曳堀へ進む)

名取川まで一気に戻り今度は名取川正面にある水門を超えて木曳堀に入ります。頑丈に造られた水門を抜けると両側がコンクリートの護岸の木曳堀です。

(↑名取川から水門を抜け木曳堀へ入る)

空港方面に進むと左側に広浦が広がっています。夏の休日に運航される「ゆりあげ丸」はこの広浦を就航しますが我々の舟はまっすぐ空港方面に進みます。

(↑木曳堀はコンクリートの護岸が続く)

(↑空港付近の水門、常に閉まっています)

コンクリートの護岸は変わらず続いています。空港に近づくとここにも大きな水門があります。この水門は常に閉じていますので舟はこの手前でUターンします。

約1時間30分の新堀・木曳堀ツアーを終え、かわまちてらすの浮桟橋に到着しました。

(かわまちてらすに到着)

貞山運河ツアー開催

当会が企画し仙台リビング新聞社に協力いただいた貞山運河ツアーは10月12日(土)開催されました。23名の参加を得て仙台駅→名取市の震災復興記念館→ゆりあげ港朝市→荒浜・海岸公園センターハウス→塩釜・武田の笹かまぼこ→多賀城市貞山公園→仙台駅の一日コースを周りました。解説は当会の大和田副会長。ゆりあげ港朝市では震災時の模様を桜井会長の臨場感あふれる語りで参加者は時にうなずき、時に直視しながら聞いていました。荒浜では海岸防潮堤の上に立ちながらの解説で在りし日の姿を想像しているかのようでした。

(荒浜で。拡声器で解説する大和田副会長)

塩竃では武田の笹かまぼこ本社屋上から御船入堀を眺め、武田理事の御船入堀の説明と同運河にかける熱い思いを熱心に聞いていました。

(↑武田の笹かまぼこ本社屋上から御舟入堀を眺める)

(↑壁画の解説を聞く)

最後の貞山公園では護岸に描かれている壁画を見ながら難工事を偲びました。

参加者のMさんは「大和田さんの解説は歴史ばかりでなく周辺の知識が豊富でエピソードも興味を持たせるものでした。やはり現場で体験し解説を聞くと深く理解できます。政宗の戦ばかりではない功績を知りました。当時の水運の重要性も納得できました。大満足でした。」と語っていました。

北上川とみやぎの運河群沿川自治体物産展示即売会

~日程と内容~

10月27日(日)11時頃コメお振る舞い

石巻市サン・ファン・バウティスタパークで来場者にコメのお振る舞いを行います。

11月4日(月・休)展示即売会&コメの振る舞い

物産の展示即売会は10時~15時

コメの振る舞いは12時頃

会場:名取市のかわまちてらす閖上。

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