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第15号

今後の推進事項状況報告

本年度採択された事業の現在の推進状況をご報告します。

  • 貞山運河および貞山運河ネットの認知向上を目指し発信する。
    貞山運河の全容を発信するためゆりあげ港朝市メイプル館内に貞山運河常設展示コーナーを制作することとなりました。ゆりあげ港朝市様のご協力により実現するものです。

展示するのは・・・・・・
貞山運河関係パネル
貞山運河の様々な表情を撮影し解説文とともに展示します。現在の姿と震災前のアーカイブの写真を併せて掲示します。
時期により内容も変える予定です。

貞山運河関係書籍・書類
これまで発行されてきた書籍や関係書類をできる限り展示します。
内容を知っていただくだけでなく執筆者の思いやこれまで貞山運河の利活用や認知度向上に取り組んできた方々の書類に込められた考えに触れていただきたいです。

  貞山運河の動画視聴
個人会員の熊谷真由さんが今、貞山運河全体のドローンによる空撮に取り組んでいます。木曳堀~新堀~御舟入堀すべてを撮影します。また学術的にも重要な蒲生や汀沈釜湿地なども詳細に撮影します。
全体を見たことがない方もこれを見れば運河すべての姿を感じていただけるようにします。

展示場は11月完成予定です。

  • みやぎの運河群沿岸各団体による連携会議を行う

貞山運河は材木のルートでもありコメのルートでもありました。そのコメの主要産地は県北の登米地方でした。
登米のコメは北上川を下り石巻まで。そこで乗り換え太平洋を塩釜まで。
そこから御舟入堀に入り七北田川を経てさらに御船曳堀を通り仙台の苦竹まで運ばれました。
明治初期には石巻から北上運河・東名運河を通り松島湾を横切り塩釜まで運んだと考えられます。
鉄道が牽かれるまでは北上川、貞山運河、東名運河、北上運河は物流の大動脈でした。

その沿線には現在多くの団体が存在し活動を行っています。

当貞山運河ネットではそれらの団体と打ち合わせを行い協力して登米のコメを北上川~石巻~北上運河・東名運河~松島湾~塩竃までボートを使って運ぶイベントができないものかと折衝中です。

  • いかだ下りを行う
    現在実行場所選定確認中です。

  • 貞山運河パネルディスカッションを行う
    ことし一月と同じ歴史研究家を招くとともに、現在編さん中の名取市史との連携を検討しています。

  • 六郷小学校を対象に貞山運河学習を行う
    本通信14号で既報の通り9月8日、11日に実行します。

  • 貞山運河の見学会実施
    企画中です。

新会員に聞く

熊谷真由様(個人会員)
「美しき貞山運河の風景を未来へ繋げる想い」

仙台生まれの私にとっては、貞山運河は大切な思い出の場所です。私の母校は宮城県農業高等学校であり、現在は新しい校舎に生まれ変わりましたが、震災前は広浦に位置していました。当時は、先輩や友達と貞山堀を越えて海に遊びに行くことが多くあり、広浦に広がる豊かな湿地帯や沿岸沿いにびっしりと広がる松林が今でも目に焼きついています。

3年前にドローン撮影を始め、宮城県内の風景を主に撮影しております。震災により母校の面影を失った経験から、今ある景色を後世に広く残したいと強く考えるようになりました。そんな中、雑誌「りらく」にて当会を知り、貞山運河の撮影に活かせないかと思い、加入をさせていただきました。 また、震災によって母校の面影を失った経験から、その思いを一層強く考えるようになりました。

当会に加入してから、貞山運河にまつわる風景を様々撮影する機会を頂き、心から感謝しています。貞山運河は日本一長い運河として、貴重な観光資源であるとともに、後世まで守り、受け継いでいくべきと考えております。移りゆく貞山運河の美しい風景を後世に残すために、空撮映像を通して国内外の方々に貞山運河の魅力を知っていただけるよう、尽力してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

法人会員目標 200社(現在36社)
個人会員目標 150名(現在49名)

発行 (一社)貞山運河ネット 事務局
仙台市青葉区一番町2-5-22 
GC青葉通りビル ㈱プランニングオフィス社内 
HP:https://teizanunga.net/
MAIL:teizanunga@p-office.co.jp 
☎   022-262-2322
FAX 022-266-9418

入会お申込み

貞山運河のこれからのために共に考え行動していただけます。
貞山運河ネット主催のイベントに無料または割引で参加できます。
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