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第17号

六郷小学校での貞山運河学習 ~成功裏に終了~

 六郷小学校4年生を対象とした貞山運河学習は次の通り行われました。

 8月31日(木)音楽室で各クラスごと合計3時限でいつ、どんな目的で作られたのかを中心に小室先生による「ようこそ貞山運河」との題で学習しました。生徒からは様々な感想が寄せられました。

 

 9月8日(金)と11日(月)には震災後、力強くよみがえった自然観察です。バスで着いた場所はアクアイグニス裏手の井戸浜付近。講師は広島工業大学の岡准教授。豊富な学識に基づき楽しく簡単に説明がなされました。湿地では多くの蟹が生息しており蟹を追う生徒、取った蟹の数を競う生徒の姿が見られました。

 その後は閖上広浦でカヤックです。漕ぎ方の指導を受けた後は2人ずつ乗り込み息の合うペアーもそうでないペアーも20分間楽しく漕ぎまわりました。

 昼食はホタテの炭火焼です。剥き方の説明に始まり実際剥いてみるとなかなかうまくいかない生徒も。しかし最後は全員焼き上がったホタテをうまそうにほおばっていました。

 スタッフとして参加いただいた高橋櫻さんありがとうございました。

貞山運河水中地形調査行われる

 仙台市では8月18日~11月30日まで七北田川~名取川間の貞山運河で舟と陸から水中地形測調査を行います。舟による調査ではソナーを使いますが埋まっている土砂の硬軟も判断できる高性能なものです。データは国や県とも共有します。今後具体的な施策を進めるうえでの重要なデータとなりますが仕様書作成時には船着き場など自然環境を踏まえたものとなるようにしたいとのことです。

登米のコメを塩釜まで
~歴史再現イベント開催決まる~

 貞山運河は木材を運ぶための木挽堀に端を発するインフラですがお舟入堀はコメを仙台に運ぶためのルートでもありました。
 江戸期、北上川と貞山運河は仙台藩の大動脈であり明治期に至っては新たに北上運河・東名運河が加わることでさらにその意味は大きくなりました。
 仙台へのコメは登米地方→(北上川)→石巻→(太平洋・運河)→塩釜→(お舟入堀・七北田川・御船曳堀)→仙台へと運ばれました。
 その歴史を再現する楽しいイベントを本会主催で行います。共催はNPO 法人ひたかみ水の里様、ご協力は国土交通省北上川下流河川事務所様、石巻市観光協会様、お舟入堀プロジェクト様です。
 イベントは登米市の小学生が作ったコメを北上川と北上運河・東名運河・松島湾・御舟入堀を同小学生の乗った舟で運び石巻と塩竈で行います。
 10月29日(日)石巻市中瀬公園登米の小学生が舟で旧北上川を下り石巻市の「北上川フェアー」で振舞います。

北上川を下る「ゆはず号」

11月3日(金・文化の日)多賀城市貞山公園
同様に子供たちが石巻から北上運河・東名運河・松島湾・お舟入堀を経て貞山公園で振舞います。

見事な北上川運河の風景
詳細はHP でお知らせしますので振るってご参加ください。

運営参加者募集

 このイベントを成功させるためボランティアでの運営参加者を募集します。
 ご希望の方は事務局までメールないし電話でお申し込みください。多数のご参加をよろしくお願いいたします。

歴史セミナーの開催決まる

本年度の歴史セミナーは次の通り開催されます。


時:令和6年2月23日(祝日・金) 13:30開始 16:00過ぎ閉会予定
所:名取市文化会館・中ホール

出演者は次の通り
大和田雅人氏 当会副会長著書に「貞山堀に風そよぐ」他多数講演「貞山運河のいまと未来」


菅野正道氏
郷土史家、元仙台市市史編さん室長 著書に「伊達の国の物語」など多数。
講演「閖上と貞山運河の歴史」


井上拓巳氏
さいたま市大宮盆栽美術館学芸員、みやぎ歴史保全ネットワーク
講演「東回り海運と阿武隈川交易」


前回に引き続き豪華メンバーです。チラシ等は11月ごろ制作予定です。

昨年の歴史セミナー。講師、聴衆とも熱心な雰囲気でした。

発行 (一社)貞山運河ネット 事務局
仙台市青葉区一番町2-5-22 GC 青葉通りビル
㈱プランニングオフィス社内
HP: https://teizanunga.net/
MAIL:teizanunga@p-office.co.jp
☎ 022-262-2322 FAX022-266-9418
法人会員目標 200社 (現在36社)
個人会員目標 150名 (現在48人)

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貞山運河ネット主催のイベントに無料または割引で参加できます。
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