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第27号

新堀で試し乗りを行いました

~北上川&みやぎの運河群沿川自治体物産交流会にむけて~
 昨年に引き続き今年も北上川とみやぎの運河群を舟で走行します。北上川は大昔から人や物の輸送に使われ、それは昭和まで続きました。また木引堀・貞山運河は仙台城下建設のための木材を運送するために作られましたが明治期になっても掘られ続けました。今の姿になるまで約270年、使用目的は時代により異なりましたが近年まで日常生活の一部として機能していました。
運河は独立してあったのではなく川と連携した水の道として機能し人や物を運んできました。
 このことを今に蘇させるため、今年は沿川自治体の物産を登米市から舟で名取市閖上まで運び名取市の「かわまちてらす閖上」で物産展示のイベントを行うべく進めています。
 登米市・北上川~旧北上川~北上運河~東名運河~松島湾~御船入堀~新堀~名取川・名取閖上がそのルートですが新堀の一部に藻が繁茂しており、舟で走行できるかどうかが危ぶまれていました。
 そのため、実際走行が可能かどうかを試してみることが今回の目的でした。

7月3日(水)あいにく荒天の天気予報でしたが決行。舟はかわまちてらす閖上前の名取川にかかる浮桟橋を離れました
↑ 名取川から新堀に入ります。
↑ 荒浜のセンターハウス。このあたりから藻が繁茂しています。

七北田川にある水門を特別に開けていただきました。
新堀終点です。ということで藻の少ないところを探しながら無事走行できることを確認できました。この後舟は水門を抜け七北田川対岸まで行きました。

みやぎの運河群撮影順調に進む

本年度の推進事項の一つであるドローンによる宮城の運河群の撮影が順調に進んでいます。7月13日(土)熊谷会員と大和田副会長は朝から石巻市に出張。北上運河撮影です。阿部正敏会員のご説明を聞きながら熊谷会員は早速ドローンを飛ばしました。

↑ 旧北上川に面する土手の中にある瀟洒な建造物は隈研吾氏による「運河交流館」。しっくりと川と緑の風景に溶け込んでいます。
上の写真は石井閘門です。「石井」の由来はこれを作った内務省土木局長の石井省一郎から来たといいます。日本初の西洋式の本格的な閘門で、現在、日本国内で稼動する閘門の中では最古のものだそうです。国の重要文化財です。重々しく立派なものでした。ここから北上運河が始まります。画面下側が旧北上川方面
↑さらに南下すると、釜閘門が見えます。石井閘門から定川までが北北上運河です。

ニュース 仙台・名取の海辺マップ完成!

貞山運河倶楽部が作成しました。仙台・名取でさまざまな生き物や自然に出会うための「道しるべ」として作製したものです。生き物や植物のイラストと解説が親切で楽しく仕上がっています。♬
(問) 遠藤源一郎さん090-4630-8344

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