第31号
北上川とみやぎの運河群イベント開催
ことしのイベントはコメ運びに加え沿川自治体の物産展示即売会も行いました。
10月26日、27日、31日、11月4日にかけて3層の舟で行われました。
コメは登米市立登米小学校と同津山小学校の児童がつくったものをご提供いただきました。日ごとにお知らせします。
◇10月26日(土)
12時30分に脇谷閘門から出発プレジャーボートに俵を積んで乗っていただいたのは石巻の小学生2人と保護者。
舟は計器に誘導され浅瀬を避け曲がりくねりながら進みました。
時折、舟の先に群れていた水鳥たちが一斉に空に飛び立つ姿は、青い空を背景に優雅でした。
約2時間、新天王橋を過ぎると石巻専修大学の建物が見え旧北上川と北上運河の結節点石井閘門はすぐです。
閘門前の堤防で無事下船することができました。
◇10月27日(日)
石巻サンファンパークでは新しくサン・ファン・バウティスタ号が作られたのを記念としてリニュアルオープンが行われていました。
隣接するサン・ファン・バウティスタパークでは、広場を取り囲むようにブースが並びます。
貞山運河ネットのブースもその一角にあり、さまざまな催しものが行われる中、事務局員によるコメのお振る舞いは行われました。

◇10月31日(木)
9時北上運河の始まるところ石井閘門から2艘目は出航しました。
操船は石巻観光協会の阿部常務。
北上運河では進行方向右側に見える松並木が見事です。
幅は広いですがところどころに浅瀬があり、舟は慎重に進みます。
野蒜築港跡を見ながら東名運河に入ります。
松島湾では横風を受け波がかかります。ようやく静かな御舟入堀に入ると、多賀城市の貞山公園はすぐです。
公園では、御舟入堀プロジェクトのメンバーが出迎えてくれました。
◇11月4日(月・休)
3艘目の舟はコメ俵を受け取りに普段は閉まっている七北田川水門を開けてもらい新堀を抜け七北田川に入ります。
途中では、貞山運河倶楽部の遠藤源一郎さんをはじめとする、皆さんの手を振っての見送りを受けました。
七北田川対岸で米俵を受け取る予定でしたが、当日はあいにく舟が岸に着く状況ではなく、舟は引き返し、改めて新堀の荒浜海浜公園センターハウスから積載することとなりました。
新堀のコメの運送とお振る舞いのためにセンターハウスに集まったのは、仙台市立六郷小学校の児童2名と保護者です。
上原副会長と椎野事務局員のお話を聞いた後、船に乗り込みました。
一方名取市のかわまちテラス閖上では9時過ぎから物産展示即売会出店の登米市、石巻市、塩竃市、多賀城市のご担当者が到着し10時からの開会の準備にかかりました。
12時前にはお振る舞いブース前に100名を超える人が名取川岸に並びました。名取市の山田市長もお見えになりました。
12時前新堀から名取川のかわまちてらす閖上の会場めがけて白波を蹴立てて一艘の舟が近くに進んでくると、岸に並んだ人々から思わず拍手が起こりました。
米俵や各地の物産の一部が児童や大人たちが会場への階段を上り運ばれました。

当会桜井会長挨拶、山田市長挨拶を受けその後六郷小学校児童からお一人ずつコメが手渡されました。
展示即売会ブースでは各市の物産を求め三々五々買い求めていました。

理事・幹事会開催
11月12日(火)仙台市青葉区のGC青葉通りプラザで理事幹事会が開催されました。今回の議題は上半期の実施事項の報告、下半期の実施事項の協議、会員の増強が主なものでした。
①上半期の状況について事務局から実施された事項につき発表がありました。
・貞山運河 舟遊びの実施
9月28日(土)曇り 約1時間30分乗船は応募された会員3名+2名の招待者航路はかわまちてらす閖上の浮桟橋→新堀の荒浜センターハウスでUターンス→木曳堀 空港近辺水門でUターン→名取川・かわまちてらす閖上の浮桟橋
・六郷小学校での貞山運河授業開催
8月30日(金)仙台市立六郷小学校4年生約120名の児童が総合学習の時間に2組に分かれ1時間ずつ授業を行いました。講師は仙台市在住の児童文学作家の佐々木ひとみ氏
・みやぎの運河群を活用したイベント開催 1ページ目の報告
・貞山運河見学会の実施
10月12日(土)に23名申し込み、参加22名(うち8名会員)で行った。このイベントは当会で企画、コース選定し添乗解説大和田副会長。募集は仙台リビング新聞社。参加費用は12,000円で会員には2,000円補助しました。大和田副会長の深く広い解説に一同満足していました
②本年度中実施予定事項と検討・審議
・みやぎの運河群(東名運河、北上運河)の空撮現在熊谷会員が精力的に撮影中
・貞山運河 歴史セミナーの開催
▷日時・2025年3月8日(土)午後1時開場、1時30分開演。終了時刻午後4時頃。
▷場所・仙台市博物館ホール▷講演内容 塩釜~多賀城のコメの道、江戸時代の御舟入堀をテーマにする。
1)話題提供の部30分 大和田雅人「貞山運河の現状と震災からの復興まちづくり」
2)歴史全般の講話30分 郷土史家 菅野正道「御舟入堀ができるまで。
▷講師 瀧川ちかこ 多賀城市埋蔵文化財調査センター 学芸員 普及啓発専門員1956年仙台市生まれ。東北歴史博物館の開館に関わる。KHBの番組「おはようみやぎ」で歴史リポーターを務める。多賀城市史編さん事務局、多賀城市文化財課などを経て現職。創建1300年の国府多賀城などにも詳しい。
▷参加費 資料代500円、事前申し込み制を検討中
▷12月中にチラシを作成する
・「みやぎの運河群」の冊子作製事務局所管であったが事務局の事情により今年度は作成せず
・「みやぎの運河群」の冊子作製
事務局所管であったが事務局の事情により今年度は作成せず
- 会員増強について
1人でも多くの会員加入を促進する
法人会員目標 200社 (現在31社)
個人会員目標 150名 (現在59名)
賛助会員 現在 6名