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第48号

運河の水に関する実証実験 第2回会議 開催

第2回目の会議は4月16日GC青葉通りプラザ地階会議室で行われました。
まず貞山・北上・東名運河研究会代表、元東北大学の後藤光亀博士から次のようなは発表がありました。

▽5月17日以降の土日曜日、仙台一高2年生チームと、仙台市内の貞山運河(荒浜など数地点)において表面水や低層水を採取して分析する現地調査を行います。
橋の上から機材を下すパターンと、観測船を出して調査するパターンがあります。船は「貞山運河ネット」が用意します。

▽2月25日の茶畑塾(仙台一高生徒の勉強会)に出席してくれたチームから、「貞山運河ネットで行っている科学的実証にわたしたちも参加したい」と申し出がありました。
メールと学校での直接のディスカッションを経て、具体化に至りました。

▽仙台一高の本年度のSSH(「スーパーサイエンスハイスクール」。先進的な理数系教育による創造性豊かな科学技術人材の育成を目的として文部科学省が指定する。
仙台一高が指定校)のプログラムに合致すると思われます。
現地調査を何度か実施し、場所と季節ごとの比較を行います。いずれ論文作成、学会などでの発表に繋げます。二華高での「せんだい水の道ものがたり」での他校交流などにつなげたいところです。

▽技術指導は元東北大学の後藤光亀博士。当日は人手を要するので高31回生に資材運搬などを頼みます。

▽調査の様子を、ドローン空中撮影などで記録します。

▽究極の目的ですが400年の歴史遺産である貞山運河の実態をだれも知らず、姿は謎のままでした。
ハゼやシジミなど生き物の生息、海との満ち引きのフシギ、当時の建築技術などを解き明かせば、全国から注目されるでしょう。
そのうえで東日本大震災で傷ついたふるさとの再生、歴史的価値のPRにつなげて、にぎわい創出、観光経済に結びつけられればと考えています。

続いて国土交通省仙台河川国道事務所から藤塚地区の工事進捗状況について説明がありました。

ワーキンググループから出た意見でのテーマ

①自然と歴史の水辺を生かす
②湿地の生き物と触れ合う
③新たなアクティビティを導入する
④祝祭彩る・食を楽しむの4テーマごとの整備状況解説です。

令和10年4月には民間施設、避難の丘、公園施設、河川管理施設すべてが完成する予定です。

当日のご参加は国土交通省仙台河川国道事務所、宮城県河川課、仙台市、ひたかみ水の里、貞山・北上・東名運河研究会、貞山運河ネットでした。


会員紹介 ~岡部こぐりさん~




名取市に長く暮らしてきたこともあり、貞山運河の名前は以前から知っていました。

幼い頃には家族としじみ取りに出かけた記憶もありますが、当時は川や沼、運河の違いすら意識することはなく、ただ身近な水辺のひとつとして捉えていたように思います。

震災後、アクアイグニスやかわまちてらすといった施設が整備され、温泉や買い物で訪れる機会が増えた一方で、三十歳を過ぎ、県外の方と接する仕事が増えるにつれ、地元についてうまく語れない自分に気づくようになりました。

近くにありながら、その歴史や背景をほとんど知らないことに、どこか後ろめたさのような感覚を抱くようになりました。

そんな折、会員の熊谷真由さんとのご縁をきっかけに、貞山運河に関するイベントに参加したり、お話を伺う機会が増えていきました。

ドローンで撮影された運河の映像は、これまで見てきた風景とはまったく異なる表情を見せてくれ、なぜ伊達政宗公がこの運河を築いたのか、その背景を知りたいという思いが自然と芽生えました。

また、結婚を機に、夫の祖母と義母が閖上の出身であることを知り、当時の暮らしや戦時中の話を聞く機会にも恵まれました。
魚を扱う商いの中で、洗濯機でタコを洗っていたという義祖母の話は、今でも強く印象に残っています。

貞山運河や閖上に関わる方々との出会いを重ねる中で、この場所が多くの人にとってどれほど大切な存在であるかを感じるようになりました。
その思いに少しでも寄り添いたいと考え、入会を決意いたしました。

現在は、日本語学校の運営やイベント企画、デザイン・広告制作の仕事に携わっています。

仙台でデザイナーとして十三年以上働く中で、地元を深く知ることの大切さを改めて感じています。
今回の入会を機に、伊達政宗公の偉業や貞山運河、名取・閖上の歴史への理解を深め、微力ながら地域に貢献していければと考えております。

趣味では日本舞踊を行っています。
幼少期からバレエやタップダンス、ジャズダンス、社交ダンスなど、さまざまなダンスに親しんできました。
その中で、もともと好きだった着物や和文化への関心が重なり、日本舞踊に自然と惹かれるようになりました。現在の師匠と偶然ご縁をいただき、実家から近い距離であったこともあり、迷うことなく入門いたしました。

西洋舞踊の多くが音楽の拍に合わせて動きを構成するのに対し、日本舞踊は長唄や清元などの邦楽に乗せ、歌詞や物語、情景に寄り添いながら緩急をつけて表現します。

また、重心を低く保ち、すり足で静かに移動する所作は、日本独自の身体感覚に基づくもので、「丹田」を意識する東洋的な身体観とも通じています。
江戸時代に成立した日本舞踊は、歌舞伎舞踊や上方舞などを背景に発展し、言葉を発さずとも四季や感情、物語を表現する洗練された芸能として受け継がれてきました。
日本舞踊を続けてきて良かったと感じるのは、日常そのものが表現につながる点です。
作品を深く理解し踊るためには、自らの経験や感性を磨く必要があり、日々の出来事や感情が「芸の肥やし」になることを実感しています。

また、着付けを学び、着物に触れる機機会が増えたことも大きな喜びのひとつです。
日常生活においても、姿勢や所作を褒めていただくことが増え、日本舞踊が自然と自分の在り方に影響を与えていると感じます。

私が学んでいる若柳流は、江戸時代に創流された歴史ある流派で、日本舞踊における五大流派の一つに数えられています。
歌舞伎舞踊の流れを汲みながらも、華美に偏りすぎない落ち着いた美しさや、繊細な手の表現に特徴があり、「侘び寂び」を感じさせる趣を大切にしている点に魅力を感じています。

また、日本舞踊は女性だけのものと思われがちですが、実際には男性の踊り手も多く存在します。
歌舞伎の世界では男性が女性役を演じる文化があるように、日本舞踊においても性別を問わず表現が磨かれてきました。


私の周りでも、長く続けている男性の方(50代、高校生)がいらっしゃいます。
身体を使いながら振付を覚え、舞台で表現する過程は、集中力を高めると同時に、どこか瞑想にも通じる感覚があります。
性別に関係なく、自分と向き合う習い事として、多くの方に開かれた世界であると感じています。

お知らせ ~総会の日程

日時:5月19日(火)15:00~16:30まで ※その後懇親会予定
場所: GC青葉通りプラザ地階会議室

時期が来ましたらご案内を差し上げます

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歴史や自然が好きな方、地域に関わってみたい方、大歓迎です!

法人会員目標 200社 (現在33社)
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