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第38号

若林区海浜エリア活性化企画室との連携

令和7年度事業計画中仙台市若林区海浜エリア活性化企画室との連携・協力の事項で当会は同室主催の人気の舟遊びの運営を受託しました。

6月7日(土)良すぎるほどの好天のもと会場となった新堀の仙台市海岸公園センターハウスには桜井会長はじめ当会メンバーが9時から最終打ち合わせを開始、安全第一を再確認しました。

午前9時過ぎにトラックで運ばれたカヤックが到着。10艘のカヤックには空気が半分ほどしか入っていないため空気入れから始まりました。

仙台市政だよりでの応募から抽選で選ばれた18組ですが。相当な倍率だったとか。

10時から午前中の受付開始、救命具を付けオールを持った親と子供のペアーなど2名一組の人々はオールの持ち方、廻し方、乗船下船の仕方などを桜井会長から指導を受けました。

いよいよ乗船です。子供が前席、親が後席にのった人々は慣れないオールを手に担当者に押されながら静かに岸を離れます。

監視担当者の見守りの中「みぎ!ひだり!」とはつらつと声を掛け合いながら漕ぐ姿は青空と貞山運河に似合います。

時間いっぱい漕いだ方々は「明日は筋肉痛になりそう」などと楽しそうに話していました。この模様はお昼と夕方の仙台放送ニュースで放送されました。

藤崎のイベントに向け準備も佳境

今夏藤崎百貨店で行われる貞山運河イベントに向けての準備が佳境を迎えています。

このイベントでは「政宗公と水の活用」の視点から貞山運河の歴史と現在そして同時代海を渡った支倉常長にも触れます。パネル展示、講師によるセミナー、熊谷会員による運河空撮の動画など盛りだくさんの内容となります。

七夕時は藤崎7階へお誘い合わせのうえご来場ください。

「伊達政宗の偉業 貞山運河物語展」

  • 日時:8月6日(水)~12日(火) 7日間
  • 場所:藤崎百貨店7階催事場
  • 入場料:無料
  • 主催:(一社)貞山運河ネット 月刊りらく発行プランニング・オフィス社

新理事に聞く 本宮彰さん

お生まれは?

千葉県香取市(旧佐原市)です。人口は凡そ5-6万程度で変わらずの田舎育ちです。
香取神宮(伊勢神宮、鹿島神宮とともに「日本三大神宮」の一つ)、伊能忠敬(初めて実測による日本地図を完成させた人物)、そして水郷佐原(利根川水運により江戸と東北を結ぶ拠点として繁栄)、この3つに加え関東三大祭りの一つである「佐原の大祭」が2016年ユネスコ世界無形文化遺産に登録されるなど、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている北総の小江戸の街並み残るエリアを中心に地域活性化が進んでいます。

これまで各地を異動されて来られました。思い出は?

青森に家族揃って移り過ごした3年間が思い出深いです。
高校まで田舎で育ち、大学から東京へ、JR東日本に入社してからは埼玉が生活の拠点。そのような首都圏中心の生活に転機が訪れたのは2010年東北新幹線新青森駅開業に合わせ、地域目線で地域活性化に取り組むという会社の方針に基づき、青森県を拠点とする新会社(株)青森商業開発を設立、初代代表となった時です。
青森駅前のベイエリアに地域活性化の中核施設「a-factory(エーファクトリー:青森の特産リンゴで造るシードル工房と青森だけの地産品・土産品を取り扱うマルシェの複合施設)」を開業。
半年後の2011年4月には、盛岡ターミナルビル運営の青森駅ビル「ラビナ」・新青森商業施設(旬味館)と弘前ステーションビル(当時)運営の駅ビル「アプリーズ」を加え拡大、青森県全域の視点で地域活性化の使命を果たすべく地域の方々と、共に汗をかき地域活性化に取り組みました。
具体的には青森リンゴ酒推進協議会を設立、初代会長として、シードル工房に挑戦する若手農家のサポートなどを行いました。今では10以上のシードル工房が立ち上がり各工房特徴あるシードルを製造・販売しています。
また、青森駅前のベイエリアを魅力あるエリアにすべくウォーターフロント協議会を地域の方々と設立、青森駅前商店街とも連携して訪日クルーズ客船誘致によるエリア回遊性を向上させたり、ビーチを敷設したりとエリア価値向上に共に汗をかきました。       

                                    
現在のお仕事の内容は?

青森では、地域資源(リンゴ→シードル製造→販売)を生かした活用した6次産業化を通じての地域活性化に従事しましたが今回は、「農業振興」「地域連携・協業」「震災復興」をキーワードとして、フルーツパークを拠点として6次産業(1次:果樹・野菜の栽培→2次:加工品開発→3次:販売)に4次として観光の視点(ヒト・モノ・コトの循環を創造)を加えた10次化産業化(勝手名称)に取り組んでいます。

ご趣味は?

ゴルフです。子供の頃父親が始めるときに3兄弟(自身は末っ子)も一緒に始めたのがキッカケです。
社会人になってからもゴルフを通じたコミュニケーションはとても役に立っています。今回の仙台生活(車で30分程度いける立地・環境条件)でゴルフ熱沸騰⤴中(笑)

貞山運河への思いは?

生まれ育った田舎は、かつて水運で栄えた水の郷佐原、貞山運河による舟運で支えられた仙台藩、場所は違えど同じ時代にその地域の礎となった大事な共通の歴史資産であると感じていますし、なんとなく親近感も感じます(笑)

抱負は?

地域がその地域らしく元気でいるためには、歴史(貞山運河)・伝統(工芸品)・文化(祭り)等の地域資産(観光資源)はとても重要と思います。
加えて地域の皆様と連携し地域の魅力ある各種素材を掘り起こし(1次産業)、優れた加工技術等(2次産業)を組み合わせ、お客さま視点を踏まえた商品開発と販売(3次産業)を組み合わせることによって、地域における新たな産業の創出とさらなるマーケットの需要拡大が図れると思いますので、積極的にヒト・モノ・コトづくりに取り組んでいきたいと思います

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