第7号
一般社団法人 貞山運河ネットは伊達政宗公が築いた遺産の継承と賑わいづくりに取り組んでいます。
貞山運河を舟遊し現状を確認しました
貞山運河を舟で巡ることは当会の目標の一つです。震災後のがれきの影響や藻の繁殖はどの程度なのか?船・自然・環境をテーマに舟遊び、植生の観察などを行う上原チームでは11月9日(火) この状況を自分たちの目で確認するために舟遊を行いました。
この季節は水深が深く比較的運行しやすいとのことで小型の舟2艘に分乗して貞山運河の荒浜公園センターから南に下り名取川で折り返し再び荒浜公園センターまで戻ってくる約10キロ2時間強のコースをたどりました。
当地に詳しい船頭さんの解説を聞きながら大堀水門跡・藩政時代の船溜りあと、深沼橋をくぐり荒浜の集落跡を通過し二郷堀付近に差し掛かると流れてきた堆積物がたまっており水深がわずか1メートル20センチ。干潮時には1メートルほど浅くなることを考えれば干潮時のこの付近の航行は難しいものと思われました。二郷堀付近より北は藻も多かったです。
さらに南下し井戸浦付近では水門は見えましたが震災前完成間近であった堤防と護岸が合わせて流され機能しなくなったとの説明は胸に迫るものがありました。
時折大空に飛び立つ真鴨、かるがもなどの群れは空と運河に溶け込みまことにいい風景でした。
名取川に入った時には大河の趣を感じました。流れも急で川を渡って閖上に入るのは大きな舟でなければなかなか困難だと感じました。
今回の調査・確認は今後の当会の進行を決めるうえでも貴重なものとなりました。
この模様は読売新聞 ( 次ページ掲載 ) およびミヤテレOH!バンデスで報道されました。
なお次回は最も浅くなる3~4月の干潮時の舟遊を計画中です。
[ 貞山運河関係の記事が掲載されました ]
[ 今後の予定 ]
- 理事会 23年1月26日 (木)
- 貞山運河歴史セミナー
下記の通りです。
期間 | 23年1月26日 (木) 13時30分 |
場所 | 仙台市福祉プラザ |
料金 | 500円 |
基調講演の部 | 平間 雅孝 氏 ( ひらま まさたか ) アクアイグニス仙台支配人 |
パネルディスカッションの部 | ◆ パネリスト 斎藤 善之 ( さいとう よしゆき ) 東北学院大学経営学部教授。 菅野 正道 ( かんの・まさみち ) 郷土史家。仙台市史編さん室長を務めた。 ◆ コーディネーター 大和田 雅人 ( おおわだ まさと ) フリージャーナリスト。当会副会長 |
どうぞお誘いあわせの上ご参加下さい。
当日お手伝いいただける方も同時募集
貞山運河通信第7号
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